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第71回とぅばらーま大会「作詞の部」最優秀作品について

September 29, 2017

 

第71回 とぅばらーま大会 作詞の部で、友利宇宙の作品が最優秀賞に選出されました。
とぅばらーまの歌詞は一言一句を方言で表現しなければならず、作詞をすることも、またその意味を理解することも、とても簡単なことではありません。しかしながら、今回受賞した歌詞は、八重山古典民謡に精通した人も、とぅばらーまを聞いたことがない人にも、その意味を知ってほしい、歌を聞いてほしい、短い言葉の中に豊かな情景が広がる詞です。

 

下記より、友利宇宙本人による、受賞作品の解説です。

 

<受賞作品>
しっつぁぬぱなから あーりおーる クナー星
星ばゆみ ふぁむれうたゆいじ
ンゾーシーヌ ハーリヌクガニ

 

この歌詞を解説されていただくにあたって、2つ知っておいてほしい事があります。

 

一つ目

八重山は、隣同士の村でも少しずつ方言が異なります。今回書いた歌詞の中に「クナー星」という星の名前が出てきますが学名をプレアデス星団、和名でスバルと呼ばれている星です。スバルはたくさんの星が集まっていて、星の集団をスバルと呼びます。石垣島では広く「むりかぶし」と呼んでおりますが、川平村では「むりぶし」私の出身村である登野城(とのしろ)村では「クナー星」。「クナー」とは「仲間」というニュアンスの言葉なので、この村の昔の人々は群れている星々が親しげに集まっているように感じていたのかもしれません。

 

2つ目
八重山の子守唄の代表的な曲で「あがろーざ」という民謡がありますが、これは登野城村発祥とされております。10番くらいまである全ての句に、囃子として「ハーリヌクガニ」というフレーズが入ります。 私は「ハーリヌクガニ」を標準語訳することはできませんが、私の祖母が、ひ孫に「クガニファー」と言っているのをよく聞きます。「クガニファー」=「言葉にできないくらい大切でたまらない子」。私は「ハーリヌクガニ」も、こういうニュアンスの言葉として捉えています。

 

さて、この2つを踏まえて解説致します。情景としては、満天の星空の下、サトウキビ畑の農道で娘を抱っこして子守唄をうたっています。サトウキビの花はススキに似ており、花の先に透けて見えるスバル。風に揺れる花が筆に見え、まるでスバルやこれから登ってくる星々を描いているような感覚になりました。私の好きなものがぎゅっと詰まったこの時間を、とぅばらーまのメロディーにのせました。

 

<受賞作品標準語訳>
サトウキビの花の先から登ってくるスバル
星を数え子守唄をうたう
ハーリヌクガニ(子守唄のワンフレーズ)

 

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次回、十七夜の『ほしのおと』は10月8日(日)開催です。

 

 

 

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